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肝臓病と言うと、アルコールが原因と思われがちですが、日本人の80%はウイルスが原因 で、残り20%は薬剤やアルコールによるものです。
日本人に多いウイルス性肝炎は、A型,B型,C型,ですが、ウイルスの種類によって感染の しかたや、経過がそれぞれ異なります。
A型肝炎は、ウイルスに汚染された飲食物を介して経口感染しますが、ほとんどは急性肝炎で すみます。 感染すると慢性肝炎になる確率が高いのが、B型肝炎とC型肝炎です。
※急性肝炎・・・・・ウイルスによる急性の肝炎
※慢性肝炎・・・・・6ヶ月以上にわたって肝臓の炎症がつづくもの
○なぜ、ウイルスによる肝炎が発生するのでしょうか?
ウイルスが肝細胞を害するというより、ウイルスと戦い肝臓内から排除しようとする、 人間の免疫反応自体が肝細胞に炎症を引き起こすからです。
1,感染経路
※A型肝炎(キャリアしない)
口径感染と言ってウイルスの混入した水や魚介類を摂取することで感染します。
※B、C型肝炎(キャリアする)
血液や性行為によって感染します。(輸血、注射、鍼灸)
2,A型肝炎
A型肝炎ウイルスに感染すると、ふつう2〜6週間たってから症状がではじめ、2〜3ヶ月 以内に治ることが多いようです。
※A型肝炎の特徴
原 因 食べ物を通じての口径感染(生水、生の魚介類)
自覚症状 だるさ、食欲不振、頭痛、関節痛、など風邪のような症状が1週間前後
・・・・・風邪の症状は消え黄疸が出る。
・・・・・尿が黄色っぽくなる。便が白っぽくなる。
・・・・・回復へ
治 療 安静と栄養補給
予 防 東南アジアやアフリカへ旅行する際に、生水、生の魚介類に気をつける。
予防注射を受ける。
慢 性 化 ほとんど慢性化しない。
3,B型肝炎
B型肝炎ウイルスに感染すると、発生するまでの潜伏期間は、1ヶ月〜半年。
肝炎の自覚症状がでたあと、黄疸がおきれば2〜3ヶ月から半年で治癒します。
また、肝炎ウイルスに感染しているにもかかわらず、発症しない「キャリア」と呼ばれる
人もいます。
(出産時〜小児期に感染した場合です。)
成人してからかかったB型肝炎のほとんどは、一過性の急性肝炎で終わりますが、
一部は重症化した肝炎をおこすこともあります。
B型肝炎ウイルスに感染すると、血液中にHBs抗原が増加します。
急性肝炎が治ると、血液中のHBs抗原は消失して、HBs抗体ができ病気が完治
したことになります。
4,C型肝炎
C型肝炎ウイルスに感染すると、2週間から長くて4〜5ヶ月の潜伏期間をえて肝炎の
症状が現れます。
C型肝炎は、だれが感染しても慢性化するおそれがあります。
約半数が慢性化に移行していきます。
また、30〜40%は肝硬変や肝ガンに進む恐れがあるので、C型肝炎とわかった
時からしっかりと治療しておくことが必要です。
C型肝炎にも「キャリア」と呼ばれる人が存在します。
※B型肝炎の特徴
原 因 血液と液体(95%が輸血)
自覚症状 発熱、吐き気、だるさ、など風邪のような症状、
しかしA型、B型に比べるとはるかに軽い、
黄疸が出るのは半数程度。
治 療 安静と栄養補給
予 防 予防注射、ワクチン
慢 性 化 慢性化する。(約半数以上が慢性化)
慢性化した場合、肝硬変や肝ガンに移行しやすい。
5,感染を予防するために
B型肝炎、C型肝炎の感染経路は、血液と体液に限られているので、通常の日常
生活では感染することは有りません。
洗濯物を一緒にする、大衆浴場やプール、同じ皿の物を食べる、ハエや蚊、握手や
会話、普通のキス、咳やくしゃみ、トイレ、公衆電話・・・・・ではほとんど感染しません。
※B型肝炎、C型肝炎ウイルスを予防するには
カミソリや歯ブラシなど血液や唾液が付着する恐れのあるものは、他人と共用しないこと。
肝炎患者やキャリアの人は、乳幼児に口移しで食物を与えないこと
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